【小倉城】魅力的な小倉城武将隊

【本格演技で勝負!小倉城武将隊の魅力に迫る】

小倉城天守閣を背に、中央で力強く仁王立ちするのは、小倉藩初代藩主・細川忠興。傍らには、妻の細川ガラシャ。

さらに福岡藩初代藩主の黒田長政や甲冑姿の家臣らが勢ぞろいすると、その迫力に「何事だろうか」と多くの人々が集まります。

【15人を超す役者が集結した武将隊】

2022年秋、満を持して小倉城に誕生した武将隊。地元で活動する俳優たちで結成されました。全国にある武将隊のうち、現時点では一番新しい武将隊です。

小倉城には、たびたび武将隊が姿を現し、記念撮影に応じたり、演舞を披露したりとお城のにぎわいに花を添えています。

ー「グリーティングする武将隊」写真

他の武将隊との違いは、なんといっても役者で構成されたメンバーの「演技力」。

俳優だからこそできる演劇を武器に、本格的な演技と殺陣のパフォーマンスで、じわじわと頭角を現わしています。

メンバーは総勢約20人と大所帯。中には役者業の傍ら小倉城でスタッフとして働いているメンバーも多く、「小倉城愛」に溢れた集団です。それぞれに小倉藩にゆかりのある武将や人物が配役されており、見ごたえのある舞台を作り上げています。

【小倉城の歴史を伝える演劇「細川忠興列伝」】

小倉藩初代藩主、細川忠興を演じるのは、北九州市出身の俳優、大神拓哉さん。武将隊の要となる人物です。

2016年NHK大河ドラマ「真田丸」では黒田長政役で出演されているほか、舞台、映画、テレビドラマなどにも多数出演しています。

22年から活動拠点を福岡に移し、家業である菅原神社(小倉北区)の神主の仕事との二足の草鞋を履く、異色の俳優さんです。

その大神さんが主演し、脚本、演出を手がけた武将隊のデビュー作が「小倉城ものがたり~細川忠興列伝~」。

作品では、忠興の妻・細川ガラシャの死から関ヶ原の合戦、小倉城を築城するまでの半生が描かれており、迫力ある殺陣シーンも満載。

約20分間の演目は、笑いあり涙ありの展開で、おもしろおかしく、そしてかっこよく小倉城の歴史を紹介しています。

小倉城ものがたりは、「細川忠興列伝」のほか「武蔵・小次郎編」など全5幕で構成されています。

これら武将隊による演劇は、小倉城の知名度アップはもちろんのこと、地域教育の一環としても一役買っています。

作品を通して、子どもたちに小倉城はどうやって築城されたのか、城主はどんな人物だったのかを知ってもらい、故郷に誇りを持ってほしい。そんな思いが込められています。

武将隊の演劇は、小倉城で行われる「お城まつり」のほか、今後も市内外のイベント会場や劇場で上演予定です。

【音楽に合わせた殺陣パフォーマンスも必見】

武将隊はお芝居だけでなく、音楽に合わせて演舞する殺陣パフォーマンスも必見です。

不定期ですが、週末や連休には、天守閣最上階の展望室で演舞を披露しています。

音楽に合わせ、目にもとまらぬ速さで刀を振りかざして舞う姿は「圧巻」の一言!ダンスパートもあり、客席は手拍子や歓声で盛り上がります。

演舞の前後には、役者さんによる軽妙な「お城の豆知識トーク」もあります。演舞の時の真剣な表情とは違うユーモラスな一面を見ることができ、見る人の心をグッとつかみます。

上演後は撮影タイムを設けているので、一緒に記念撮影もしてくれますよ。

役者さんは名刺代わりに「千社札」という役の名前が書かれた札を配っているので、旅の記念にもらってみてはいかがでしょうか。

魅力がいっぱいの武将隊!出演情報は、武将隊ホームページ、ツイッターで随時発信しているので、ぜひチェックして、会いに来てくださいね!

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